Piano Noise Check

スマホで自宅のピアノ騒音を
測定しよう

防音工事にお金をかける前に、まずは無料アプリで現状を「見える化」。
自宅のピアノの音がどれくらい外に漏れているか、自分で簡単に測定できます。

01 — 見える化しよう

まず、騒音を「見える化」しよう

「たぶん響いているはず」という感覚だけで防音工事を決める前に、まず数値で現状を把握しましょう。

ピアノの防音対策には、数万円のDIY対策から数百万円の防音室設置まで、幅広い選択肢があります。しかし、どのレベルの対策が必要かは、実際にどれくらいの音が漏れているかによって大きく変わります。

幸い、今はスマートフォンの無料アプリだけで、簡易的な騒音測定が誰でもできる時代です。まずは現状を数値で把握し、「本当に本格工事が必要なのか」「DIY対策で十分なのか」を判断する材料にしましょう。

ポイント — 精密な測定器でなくてもいい

スマホアプリでの測定は、専門の騒音計ほどの精度はありません。それでも「対策前と対策後でどれだけ変化したか」を比較する目的であれば、十分に実用的な目安になります。

02 — デシベルの目安

ピアノの音はどのくらい?デシベルの目安

数値だけを見てもピンとこないもの。日常の音と比較しながら、ピアノの音量感をつかんでみましょう。

音の種類 目安(dB)
普通の会話 約60dB
アップライトピアノ 約70〜85dB
グランドピアノ 約80〜100dB
住宅地の騒音規制基準(昼間の目安) 55dB以下

※騒音規制基準は自治体・地域区分により異なります。目安としてご参照ください。

ポイント — ピアノの音は規制基準を大きく超えている

室内で弾いたピアノの音そのものは、住宅地の騒音規制基準を大きく上回ります。だからこそ大切なのは、「室内の音」ではなく「壁や窓を隔てた先、隣室や屋外でどれだけ聞こえるか」を測ることです。

03 — おすすめアプリ

おすすめの騒音測定アプリ

スマートフォンのマイクを使って、無料で騒音レベルを測定できるアプリを紹介します。

アプリ名 対応OS 料金 特徴
Decibel X iOS/Android 無料 リアルタイムでグラフ表示され、最大値・平均値の記録も可能。定番の騒音計アプリ。
デシベルメーター Decibel iOS 無料 シンプルな画面で数値が見やすく、はじめて騒音測定をする人でも使いやすい。
騒音測定器 iOS 無料 操作がシンプルで、その場ですぐに数値を確認したいときに便利。

※スマホ内蔵マイクでの測定は簡易的な目安です。正確な測定が必要な場合は専門の騒音計をご利用ください。

04 — 測定の手順

測定の手順(STEP1〜5)

正しい手順で測定することで、「対策が必要かどうか」をより正確に判断できます。

  • 1

    アプリをダウンロードする

    Decibel Xなど、上記で紹介したアプリをスマートフォンにインストールする。

  • 2

    静かな状態で基準値を測定する

    ピアノを弾く前の、普段の室内・室外の音量を測っておく。これが比較の基準値になる。

  • 3

    ピアノを弾いて室内で測定する

    普段の練習と同じくらいの強さで演奏し、ピアノのそばと部屋の中央付近で数値を記録する。

  • 4

    廊下・隣の部屋・玄関外で測定する

    同じ演奏を続けながら、ドアを閉めた廊下・隣室・玄関の外に移動して数値を記録する。可能であれば、隣家との境界付近でも測ってみる。

  • 5

    測定値を記録して比較する

    室内・隣室・屋外それぞれの数値を書き出し、基準値との差を比較する。防音対策の前後で同じ手順を繰り返せば、効果測定にも使える。

05 — 結果の見方

測定結果の見方と、次にやるべきこと

測定した数値をどう読み解けばいいのか。ふたつの目安を紹介します。

  • 隣室との差が10dB以下:ドア・壁を隔てても音量がほとんど下がっていない状態。窓・ドアの隙間対策など、DIYレベルの対策から始める価値がある。
  • 玄関外で60dB以上:会話程度の音量が屋外まで届いている状態で、近隣トラブルのリスクが高い。DIY対策に加えて、防音カーテン・内窓など、より本格的な対策の検討が必要。

ポイント — 数値は「絶対」ではなく「目安」

スマホでの測定はあくまで簡易的な目安です。数値がそこまで高くなくても、時間帯や隣家との距離によっては配慮が必要な場合もあります。数値と合わせて、実際の生活時間帯(早朝・夜間など)も考慮して判断しましょう。

06 — まとめ

測定してから、対策を選ぼう

防音対策は、数千円のDIYから数百万円の工事まで幅があります。まず現状を測定することが、無駄のない対策選びの第一歩です。

測定の結果、軽度の音漏れであれば自分でできるDIY対策から。本格的な音漏れが確認された場合は、防音室設置や防音工事も視野に入れて検討しましょう。

測定結果に合わせて、次の一歩へ

軽度の音漏れならDIY対策から。本格的な対策が必要な場合は、
防音室・防音工事の情報もあわせてチェックしてみてください。