Piano Noise Check
スマホで自宅のピアノ騒音を
測定しよう
防音工事にお金をかける前に、まずは無料アプリで現状を「見える化」。
自宅のピアノの音がどれくらい外に漏れているか、自分で簡単に測定できます。
まず、騒音を「見える化」しよう
「たぶん響いているはず」という感覚だけで防音工事を決める前に、まず数値で現状を把握しましょう。
ピアノの防音対策には、数万円のDIY対策から数百万円の防音室設置まで、幅広い選択肢があります。しかし、どのレベルの対策が必要かは、実際にどれくらいの音が漏れているかによって大きく変わります。
幸い、今はスマートフォンの無料アプリだけで、簡易的な騒音測定が誰でもできる時代です。まずは現状を数値で把握し、「本当に本格工事が必要なのか」「DIY対策で十分なのか」を判断する材料にしましょう。
ポイント — 精密な測定器でなくてもいい
スマホアプリでの測定は、専門の騒音計ほどの精度はありません。それでも「対策前と対策後でどれだけ変化したか」を比較する目的であれば、十分に実用的な目安になります。
ピアノの音はどのくらい?デシベルの目安
数値だけを見てもピンとこないもの。日常の音と比較しながら、ピアノの音量感をつかんでみましょう。
| 音の種類 | 目安(dB) |
|---|---|
| 普通の会話 | 約60dB |
| アップライトピアノ | 約70〜85dB |
| グランドピアノ | 約80〜100dB |
| 住宅地の騒音規制基準(昼間の目安) | 55dB以下 |
※騒音規制基準は自治体・地域区分により異なります。目安としてご参照ください。
ポイント — ピアノの音は規制基準を大きく超えている
室内で弾いたピアノの音そのものは、住宅地の騒音規制基準を大きく上回ります。だからこそ大切なのは、「室内の音」ではなく「壁や窓を隔てた先、隣室や屋外でどれだけ聞こえるか」を測ることです。
おすすめの騒音測定アプリ
スマートフォンのマイクを使って、無料で騒音レベルを測定できるアプリを紹介します。
| アプリ名 | 対応OS | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Decibel X | iOS/Android | 無料 | リアルタイムでグラフ表示され、最大値・平均値の記録も可能。定番の騒音計アプリ。 |
| デシベルメーター Decibel | iOS | 無料 | シンプルな画面で数値が見やすく、はじめて騒音測定をする人でも使いやすい。 |
| 騒音測定器 | iOS | 無料 | 操作がシンプルで、その場ですぐに数値を確認したいときに便利。 |
※スマホ内蔵マイクでの測定は簡易的な目安です。正確な測定が必要な場合は専門の騒音計をご利用ください。
測定の手順(STEP1〜5)
正しい手順で測定することで、「対策が必要かどうか」をより正確に判断できます。
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1
アプリをダウンロードする
Decibel Xなど、上記で紹介したアプリをスマートフォンにインストールする。
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2
静かな状態で基準値を測定する
ピアノを弾く前の、普段の室内・室外の音量を測っておく。これが比較の基準値になる。
-
3
ピアノを弾いて室内で測定する
普段の練習と同じくらいの強さで演奏し、ピアノのそばと部屋の中央付近で数値を記録する。
-
4
廊下・隣の部屋・玄関外で測定する
同じ演奏を続けながら、ドアを閉めた廊下・隣室・玄関の外に移動して数値を記録する。可能であれば、隣家との境界付近でも測ってみる。
-
5
測定値を記録して比較する
室内・隣室・屋外それぞれの数値を書き出し、基準値との差を比較する。防音対策の前後で同じ手順を繰り返せば、効果測定にも使える。
測定結果の見方と、次にやるべきこと
測定した数値をどう読み解けばいいのか。ふたつの目安を紹介します。
- 隣室との差が10dB以下:ドア・壁を隔てても音量がほとんど下がっていない状態。窓・ドアの隙間対策など、DIYレベルの対策から始める価値がある。
- 玄関外で60dB以上:会話程度の音量が屋外まで届いている状態で、近隣トラブルのリスクが高い。DIY対策に加えて、防音カーテン・内窓など、より本格的な対策の検討が必要。
ポイント — 数値は「絶対」ではなく「目安」
スマホでの測定はあくまで簡易的な目安です。数値がそこまで高くなくても、時間帯や隣家との距離によっては配慮が必要な場合もあります。数値と合わせて、実際の生活時間帯(早朝・夜間など)も考慮して判断しましょう。
測定してから、対策を選ぼう
防音対策は、数千円のDIYから数百万円の工事まで幅があります。まず現状を測定することが、無駄のない対策選びの第一歩です。
測定の結果、軽度の音漏れであれば自分でできるDIY対策から。本格的な音漏れが確認された場合は、防音室設置や防音工事も視野に入れて検討しましょう。
測定結果に合わせて、次の一歩へ
軽度の音漏れならDIY対策から。本格的な対策が必要な場合は、
防音室・防音工事の情報もあわせてチェックしてみてください。