🎹 Clé du Sol

Burgmüller Competition Guide

ブルグミュラーコンクール、
繰り返しは弾く?弾かない?

2026年度の課題曲で、繰り返しを弾くのは25の練習曲の2曲だけ。
1番カッコ、D.C.・D.S.、版による違いまで、指導前に確かめておきたいルールを整理しました。

01 — 繰り返しのルール

繰り返しを弾くのは、25の練習曲の第2番・第11番だけ

ブルグミュラーコンクールの課題曲ページでは、ブルグミュラーの曲ごとに、繰り返し(リピート)をするかどうかが決められています。

曲集繰り返しありそのほかの曲
25の練習曲 Op.100第2番「アラベスク」
第11番「せきれい」
繰り返しなし
18の練習曲 Op.109なし全曲 繰り返しなし

ここでいう「リピート」には、反復記号だけで丸ごと繰り返すものと、1番カッコ・2番カッコで途中から分かれるものの両方が含まれます。繰り返しなしの曲では、1番カッコを飛ばして2番カッコへ進みます。

一方で、D.C.(ダ・カーポ)とD.S.(ダル・セーニョ)は「繰り返し」とは別の扱いで、楽譜どおりに戻って演奏します。なお、ブルグミュラー以外の課題曲(幼児部門・A部門の曲など)は、リピートはすべて省略です。

ポイント

「ブルグミュラーは全部繰り返さない」と覚えていると、第2番・第11番で間違えます。逆に「楽譜に書いてあるから繰り返す」と覚えていると、ほかの41曲で間違えます。曲ごとに確かめるのが確実です。

02 — D.C.・D.S.で戻る曲

D.C.・D.S.で戻る3曲は、戻る場所と終わる場所を先に確認

課題曲のうち、D.C.・D.S.で戻る曲は次の3曲です。小節番号は、東音企画版の楽譜の番号です。

曲記号戻る場所終わる場所
25の練習曲 第14番D.C.曲のはじめ(第1小節)Fine(第28小節)
18の練習曲 第15番D.S.セーニョ記号(第9小節)Fine(第40小節)
18の練習曲 第17番D.C.曲のはじめ(第1小節)Fine(第24小節)

25の練習曲の第14番のD.C.について、課題曲ページでは、フランス初版・ドイツ初版のセーニョ記号にもとづき、曲のはじめ(第1小節)に戻ると決められています。

03 — 版による違い

反復記号の書き方が版で違う曲がある

課題曲ページでは、25の練習曲の第13番・第14番と、18の練習曲の第6番・第7番について、版によって反復記号の書き方が違うため、東音企画版で確かめるよう案内されています。生徒さんが別の出版社の楽譜を使っている場合は、この4曲だけでも東音企画版と見比べておくと安心です。

04 — 部門と曲集

どの部門で、どの曲集を弾くか

部門課題曲
幼児ブルグミュラー以外の曲(4曲から選択)
小学1・2年 Aブルグミュラー以外の曲
小学1・2年 B25の練習曲 第1〜8番
小学3・4年 Aブルグミュラー以外の曲、25の練習曲 第1〜8番
小学3・4年 B25の練習曲 第9〜25番
小学5・6年 A/中学 A25の練習曲 全曲
小学5・6年 B/中学 B18の練習曲 全曲
高校/大人25の練習曲 全曲、18の練習曲 全曲

このほか「2人でブルグ」部門があります(編曲版のため、本記事の対象外です)。

05 — 指導のポイント

練習を始める前に決めておきたいこと

  • 最初のレッスンで演奏順を決める:繰り返し・1番カッコ・D.C.・D.S.の扱いを、譜読みの段階で楽譜に書き込んでおく。仕上げの段階で構成を変えると、暗譜の組み直しが必要になります。
  • 第2番・第11番は「繰り返しあり」で仕上げる:ほかの曲と同じ感覚で省略しないよう、生徒さんと保護者の方に伝えておく。
  • 繰り返しなしの曲は、2番カッコへのつながりを練習する:1番カッコを飛ばすと、練習で慣れた流れと違うつながりになります。つなぎ目だけを取り出して練習しておくと安心です。
  • D.C.・D.S.の曲は、Fineの位置を確認する:戻った後にどこで終わるかを、楽譜に印をつけて確かめておく。
  • 録音して通しで聴く:本番と同じ演奏順で録音し、演奏時間と構成を確かめる。
06 — 記事作成時点の情報

記事作成時点の情報について

本記事は、ブルグミュラーコンクール公式サイトの2026年度の課題曲ページ(2026年4月1日発表)の内容にもとづいています。課題曲・演奏のルールは年度ごとに変わることがあるため、参加される際は必ず公式サイト(burgmuller.org)で最新の情報をご確認ください。

07 — 演奏診断との連携

演奏診断との連携について

Clé du SolのAI演奏診断は、ブルグミュラーの25の練習曲・18の練習曲の全43曲に対応しています。曲を選ぶと、その曲の繰り返しの扱い(第2番・第11番は「繰り返しあり」、D.C.・D.S.の曲は戻る場所と終わる場所)が撮影前の案内として表示されるので、本番と同じ演奏順で録音できます。詳しい使い方は演奏診断の使い方ガイドをご覧ください。

ブルグミュラー43曲の演奏を、AIでチェック

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