🎹 Clé du Sol

Burgmüller Op.100-7

ブルグミュラー「清らかな流れ」の
弾き方と指導のポイント

25の練習曲 Op.100 第7番。曲の性格・構成・強弱の流れと、
レッスンで目指したいこと、生徒への声かけの例をまとめました。

01 — 曲の性格

「清らかな流れ」はどんな曲?

澄んだ水がさらさらと流れ続ける様子を描いた曲です。ト長調、4/4拍子。右手は8分音符の3連符を休みなく弾き、その中で1の指で弾く棒の付いた4分音符が、主な旋律として低い所に聞こえます。左手は4分音符で静かに支えます。冒頭の mormorando は「ささやくように」の意味で、pp のまま音の粒をそろえることがこの曲の中心の課題です。中間部はニ長調に変わり、旋律が左手に移ります。

曲集25の練習曲 Op.100 第7番
拍子4/4(楽譜の表記は C)
小節数24(繰り返しなし・D.C. 込みの演奏順)
ブルグミュラーコンクール(2026年度)小1・2年B部門、小3・4年A部門、小5・6年A部門、中学A部門、高校部門、大人の部門
02 — 曲の構成

曲の構成と、コンクールでの弾き方

  • 第1〜8小節(ト長調) 前半。pp mormorando で、右手の3連符と、1の指の旋律を弾く。第2小節の cresc. で上り、第4小節の dim.。第5小節の pp から同じ形をもう一度弾き、第6小節の cresc. を経て、第8小節で右手が高い音へ上がって区切る。第8小節に Fine(曲の終わり)がある。
  • 第9〜16小節(ニ長調) 中間部。右手は休符をはさんだ2つの音の短いスラーを続け、左手が4分音符の旋律を歌う。第9小節の p から第10小節の cresc.、第12小節の dim.。第13小節の p から同じ形をもう一度弾き、第14小節の cresc. を経て、第16小節の dim. で下りてきて、D.C. al Fine で冒頭へ戻る。
  • 第1〜8小節(2回目) D.C. の後、Fine(第8小節)まで弾いて終わる。
  • コンクールでの弾き方(ブルグミュラーコンクールの2026年度の参加要項による) 第2・11番以外はすべて繰り返しなしで弾く。この曲は第1〜8小節の繰り返しをしない。D.C. は楽譜どおり弾く(第16小節から第1小節へ戻り、第8小節の Fine で終わる)。演奏順で全24小節。

小節番号は、ことわりの無い限り楽譜に印刷された番号です。繰り返しのルールはブルグミュラーコンクール、繰り返しは弾く?弾かない?にまとめています。

03 — 強弱の流れ

強弱・表現の流れ

(小節番号は楽譜の番号)pp mormorando で始まり、第2小節の cresc. で少しふくらんで、第4小節の dim. で戻す。第5小節の pp から第6小節の cresc. で上り、第8小節で区切る。中間部は第9小節の p で、pp より少し明るくなる。第10小節の cresc.、第12小節の dim.、第13小節の p、第14小節の cresc. と、2回同じ波を作り、第16小節の dim. で静まって D.C. へ。2回目の前半は再び pp mormorando で終わる。

04 — 目指したいこと

レッスンで目指したいこと

  1. 右手の3連符を、pp のまま粒をそろえて、途切れずに弾き続けられる。
  2. 1の指で弾く4分音符の旋律を、3連符のほかの音より少しだけはっきり聞かせられる。
  3. 中間部で、左手の4分音符の旋律を歌い、右手の短いスラーを軽く添えられる。
  4. cresc. と dim. の波を、pp と p の小さい音量の中でつけられる。
  5. 速さの目安は Allegro vivace、♩=126〜144(東音企画版の表示。原典の表示は♩=176)。速さよりも、3連符の粒がそろうことを優先する。
05 — 声かけの例

場面ごとの、生徒への声かけの例

第1〜8小節 ささやく流れ

  • 「親指の音が歌の主役。ほかの音は、水の音みたいに小さく」
  • 「pp でも、音が消えないように鍵盤の底まで弾こう」

第9〜16小節 中間部(ニ長調)

  • 「今度は左手が歌う番。右手は短く、そっと」

D.C. の後 もう一度はじめから

  • 「戻ったら、また pp のささやき声から。Fine で終わるよ」
06 — AIで強弱をチェック

「清らかな流れ」の強弱を、模範演奏と比べる

Clé du SolのAI演奏診断は、ブルグミュラーの25の練習曲・18の練習曲の全43曲に対応しています。生徒の演奏をスマホで録音してアップロードすると、コンクールの演奏順どおりの模範演奏と音量の動きを比べ、AIのコメントと練習のアドバイスを作ります。曲を選ぶと、繰り返しの扱いが撮影前に表示されるので、本番と同じ順番で録音できます。この記事の内容は、講師向けの指導ガイドとして、診断の画面からも読めます。

「清らかな流れ」の演奏を、AIでチェック

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